おかえりなさい!心から
(感想というか、自分の気持ちの備忘録という感じです。)
待望のヘタミュ新作公演が始まって、そして幕を閉じましたね。
カンパニーの皆さん本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。おかえりなさい!
もう何もかも最高!の一言に尽きます。
大好きな作品が、その魅力をそのままに全てがパワーアップして帰ってきてくれる。それがどんなに幸せなことか。
何回もブログ書こうと思ったんです。
新シリーズが発表された日
メインキャストさんの全員続投が発表された日
実際に生で観劇できた日
どの日も、人生で今日が一番幸せだなと心から思いました。
でも、毎回この嬉しさを改めて文章にしてからもし、万一なにか悲しいことがあったらなんだか耐えられないような気がして…… それでうまく書けませんでした。
ここ2年ほどは、舞台やコンサートなどに関して誰も悪くない悔しいお知らせをたくさん見てきました。最大限対策をしても、中止にせざるを得ないことはどんな作品にもあるとわかりました。
大千秋楽が終わってから日が経ってしまいましたが、この文章を書いている今もまた辛いお知らせを毎日見かける日々です。
だから、稽古が始まってグッズが発表されて、いよいよ近づいても毎日少し緊張しながら公式ツイートを見てました。
そんな時に、例のお知らせが……、
ツイートの文面だけでもう正直「きたか」と思って心臓ひっくり返ったんですけど、内容を読んだら予想と違う事態でまたさらに心臓がひっくり返りました。
とにかく関係者の方の命に別状がなかったことが不幸中の幸いです。
まさかそんなという話なんですが、このご時世でなくても本来こういうことってあり得ることなんですよね。
月並みですが、ひとつひとつの舞台公演って無事にできることが当たり前じゃないんだなと思います。
……いや、思いますが本当に何かあるともうメンタルがめちゃくちゃになるんですよだって作品のことが大好きすぎるから。
私は今回大阪公演のチケットを取っていましたし、初日や2日目だけ見る予定という方も実際に知っていました。
開演までの日々も緊張していたと言いつつ心底楽しみで、もう正直ここに標準を合わせて繁忙期を乗り切っていたところがあり……。いや、こういう重い感情と期待がもしかするとスタッフさんに圧をかけているのかもと思うと若干憚られるところもあるのが悩ましい。
カンパニーの皆さん相当大変な状況だったと思いますし、きっと公演が終わった今も色々と通常とは違うご苦労があるのではと存じます。配信やグッズ等を購入するくらいしかできないことが心苦しいばかりです。
今回、私は大阪二日目が初見で、前日の初日が無事に終わったことも知っていたのに観劇当日はなんだか幕が開くまで気が気ではなく、ずっとソワソワソワソワしてました。
「休みを取って大阪まで来て、もし何かあって今日の公演が見られなかったらどうしよう……」みたいな。どうしようもなにも、そうしたら帰るだけなんですけどね。自分の気持ちをどう処理していいのかわかんないかもな、という焦りだったように思います。コントロールが効かないことに対する不安をどう解消するかは個人的に課題だなと痛感。
そんな感じにもう情緒がぐるんぐるんの状態で2日目の開演を見守ったのですが….…。
実際に観劇したら猛スピードで魂が成仏しました。だって、めっっっっっちゃくちゃ面白かった。
きっとやりたかったことを100%できなかったこともあると思います。時間をかけて準備してきたことには叶わなかったものもあると思います。でも、実際に目にしたのは愛してやまないヘタミュのステージでした。
とにかく「パワーアップ」という言葉が何よりしっくりくると感じました。良くなった、という単純なものさしではなくて、説得力が増したというか…… あまり言葉じゃうまく表せないような洗練された印象を受けました。
このブログを読んでくださってる方がいるなら、たぶん現地や配信でご覧になった方なのかなと思うんですけどもうプーちゃんの迫力がすごかったんですよね……。
観劇後にヘタミュのことを話した人みんなに開口一番プーちゃんの話をしたような気がするくらいなんですが本当にたまげました。
かっっっこよかったぁ〜〜!
余談ですが、たかもとさんとうえださんのラジオのヘタミュ感想回でいかにプーちゃんがかっこよかったかとてもまっすぐに伝えるおたよりが読まれていて、なんて素敵なリスナーさんだとそれも感動しました。
今回は伊兄弟メインでしたが、イタちゃんもロマもものすごく良かったですね。
イタちゃんは、SWの時には漫画から転がり出てきたようなキャラクターらしさにとても感動して、そんなところが観客の心を掴んだのかなという印象でした。そこから数年経ち、今回はそれだけではない"奥行き"とか"立体感"のようなものを感じました。ここまで舞台3作品とライブをやってきたからこそ、原作ではなかなか見られない「本音の感情を思いっきり外に出すイタちゃん」を自然と受け入れて愛せるのかなと思います。
そしてあの、ロマ……。
観劇後の皆さんが口を揃えてロマがヤバい!とめろめろになっているのがその証拠だと思います。声が良く顔が綺麗で歌もダンスもお上手で感情表現が繊細で……。原作のちょっとだらっとした印象のロマを想像していたのでギャップがすごい。
全員本当に素晴らしくて書きたいこといっぱいあるんですけど、今回は気持ちの備忘録なのでそれはまた今度で。
WWが終幕して、ヘタミュらしいと感じるもの全てが好きだなと思いました。
会場の最後列までよく聞こえる「パスター!」の円陣の掛け声
開演のタイミングで起こる拍手
人力でめまぐるしく動くアナログのセット
感情のジェットコースターのような展開
原形がわからなくなる全力のアドリブ祭
同じところでクスクス笑うお客さん
キラキラ眩しいカーテンコール
一度諦めていたものをまた生で体感できることの幸せを噛み締める日々でした。
テンションと勢いで、しばらくいらないなと思っていたオペラグラスを現地調達したのでまた早く使う機会が訪れてくれたらと思います。
今回は感染対策などかなり気をつけつつ、本当に久しぶりの遠征ができたことが嬉しかったのですが、それでも思いっきり笑ったり隣のお客様とお話したり、観劇の合間に自由に観光したりということはできないことに寂しさを感じました。
そんなことを思っているうちに、それすらも贅沢な悩みに感じる状況になってしまい……。
なかなか難しいところではありますが、今回観劇や遠征の楽しさを久しぶりに思い出せたのでまた気兼ねなく楽しめる日々にならないかと思うばかりです。
次回公演ではシエスタ期間に配信などでヘタミュを好きになった方とも、もっとお話できたりしたら嬉しいな。
ヘタミュのこの先のまだ見ぬ未来が楽しみで楽しみで仕方ないことを喜びつつ、Blu-ray発売までゲネプロの映像を毎日見て過ごしたいと思います。
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さいごに
っていうかあの…… いぎりすさん………。
あまりにもかっこよくてあの…… 衣装がね?王子様……?
新衣装みんな最高なんですけど、すごくキャストさんの魅力を引き立てるような作りでしたよね。後ろのアシメになっているギャザーというのかプリーツというのかあれ天才すぎませんか?? はぁ〜びっくりした。かっこよすぎてびっくりしました……。椅子取りゲームの座り方すっごかったですね。あと階段の上でよく頬杖ついてるのも大好きでした。独立なんて許しませんの歌も、紳士たるものは嘘はつかない♪も勿論大好き。力強くて、言葉や仕草のひとつひとつから感情豊かなところが伝わってくるナンバーワンのお兄ちゃん。
ヘタライの時、一番最後に「またな!」と言い残して去っていったいぎりすさんに本当にまた会えて感無量でした。生きてて良かったなぁ。私の人生を変えてくれてあの輝きにまた出会えました。ありがとう!言葉では言い尽くせない感謝の気持ちを込めて。大好きです。